内臓や胃が口臭の原因?口の臭いを効果的に改善する方法や予防方法

口臭の原因

口臭といえば、直接口内から臭っているイメージを抱くかもしれません。

しかし、実際には胃や内臓に異変が生じることで発生する異臭が原因となっている可能性もあります。

体内の不調がもたらす異臭をどう対処するべきか、その改善方法について解説します。

口臭の原因になる胃の疾患や病状の種類7選

まずは、口臭を引き起こす疾患について見ていきましょう。

特に最近お腹に異変を感じる方は、その異変が口臭として現れているかもしれません。

体の異変を察知するためにも、主だった胃に関する病状などを紹介します。

逆流性食道炎

体内に取り込んだ食べ物を消化する胃液が逆上することによって炎症を引き起こしてしまうのが、この逆流性食道炎です。

胃液の消化機能に対して、胃は粘膜により器官が守られているものの食道は元々想定されていないことから守られていません。

そのため胃酸の影響を直接受けてしまい、その部分が炎症を起こし各種症状の原因となるのです。

風邪などで嘔吐した際に胃液も一緒に吐いてしまった方は多いと思われますが、この逆流性食道炎も嘔吐と同じような臭いがすることから判別しやすい病状です。

また、直接胃液が昇ってきていることから異変を自覚しやすく、また胃液自体の臭いも強いことから口臭として目立ちやすい部類に入るでしょう。

口臭以外にも、胸焼けを起こしたり口内炎ができてしまったりと、体調を崩す原因にもなりかねません。

症状が軽度であれば気が付かない可能性もあり、生活習慣の乱れから来る病気の一つでもあるため、普段から生活を正し逆流性食道炎を予防することが重要です。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍とは、胃液により内臓器官の一部の粘膜が剥がれ落ちてしまうことで発生する症状です。

こちらも胸焼けなどを伴うことが多く、みぞおち辺りに痛みを感じる方もいます。

この十二指腸潰瘍では、胃と腸の連携を阻害させる症状が発生するため、胃液の臭いではなく腐臭を伴い口臭がきつくなってしまいます。

症状を緩和するには一部食事を制限する必要があり、反対にアイスクリームなど一部食品は推奨されています。

基本的に刺激の強いカフェインなどは推奨できませんが、初期症状が辛い病状でもあることから、十二指腸潰瘍を自覚したら早め早めの対処が必要になります。

時には痛みを伴わない出血をきたす場合もあるため、空腹時に胃周辺の調子が悪くなる方は注意しましょう。

慢性胃炎

胃もたれなど胃に関する異常がしばらく続くようであれば、慢性胃炎である可能性が高まります。

胃炎は胃の調子を悪化させ、消化不良の原因となり未消化の食品が発酵臭を発生させてしまいます。

こちらも十二指腸潰瘍と同様に腐臭を発生させるため、周囲に気付かれやすい口臭の一つといえるでしょう。

また、胃炎は癖になりやすいといわれており、胃炎が常態化したものが慢性胃炎となります。

慢性化を防ぐためには日々の生活スタイルを見直す必要があるため、生活習慣の乱れを自覚されている方はできる範囲で対処していきましょう。

急性胃炎

慢性胃炎が胃炎が慢性化したものを指すのに対し、急性胃炎は外部からの刺激などから発生するものを主に指します。

例えば何らかの内服薬をしばらく服用していて、その副作用として現れるケースや、アルコールやカフェイン飲料の過剰摂取により胃が荒れてしまうのです。

風邪などで免疫力が弱っている場合などにも発生しますが、急性と名が付くだけあり何らかの外部からの刺激による発生をまず疑うべきでしょう。

特に眠気対策としてコーヒーを毎日何杯も飲んでいたり、お酒好きでアルコールの摂取量が水準を大きく超えている場合には注意が必要です。

臭いとしてはそれほどでもありませんが、それが却って気付きにくいため要注意です。

胃潰瘍

胃潰瘍はストレスによる症状として有名ですが、これは胃酸が過剰分泌されることにより、粘膜が傷付けられてしまうことで発生します。

時に出血を招く病状でありながら、口臭もかなり強いためストレスを断ち切るくらいの努力が必要になるでしょう。

また、消化不良を起こしているため消化しにくい食事も避けなければならず、しばらくは食生活の見直しが必要になります。

こちらもみぞおち辺りや背中付近が痛むケースも多く、それがきっかけとなって胃潰瘍を自覚することもあります。

腐臭による口臭はさらなるストレスの原因になりかねないため、症状が悪化する前に何らかの対策を講じることが大切です。

ちなみに、胃潰瘍は食後に症状が現れやすいため、食後体調が悪くなる方は胃潰瘍を疑ってみるとよいでしょう。

呑気症

ゲップや放屁の回数が増えてしまい、さらには口臭が強くなってしまう症状を呑気症といいます。

呑気症とは、空気を通常よりたくさん吸い込んでしまうのが日常化してしまい、体内に空気が大量に入り込んでしまっている状態です。

空気をたくさん吸うというのは自覚しづらく、ゲップの回数などで判断するのが一般的でしょう。

また、ゲップ回数が増えることで逆流性食道炎の原因にもなりかねず、結果的に呑気症が口臭の原因となる可能性も否定できません。

この呑気症もストレスによる呼吸過多が原因になりやすいため、ストレス対策が一番の呑気症対策となるでしょう。

胃がん

特に注意したいのが、胃がんによる口臭です。

ご存知の通り生命に関わるがんですが、胃がんの場合は口臭により自覚できるため、特に口臭の原因が思いつかない場合は胃がんを疑ってみるとよいでしょう。

胃がんにかかると胃腸の機能が低下してしまい、それが原因で口臭が発生するとされています。

この口臭も腐ったような臭いやアンモニア臭が発生するため、不安のある方は病院で検査を受けましょう。

胃がんは口臭よりも深刻な症状であるため、このサインを見逃さないようにしながら胃がんに備えることが大切です。

胃や腸の疾患で起こる口臭を予防する4つの生活習慣

一度発生すると厄介な口臭ですが、生活習慣を見直すことである程度は対策可能です。

生活習慣の乱れは各種病気の原因になりかねないため、口臭や胃の調子を回復するためにもできることから始めましょう。

辛い料理や脂質の多いものを控える

これら料理はいわゆる刺激が強く、胃の不調を招きやすい食事です。

特に辛い食事が癖になっている方は、胃に熱が溜まりやすく各種疾患を招いてしまいます。

また、脂質の食事が好きな方は過食気味なケースも多く、それが口臭の悪化を加速させている可能性もあります。

大切なのは食事のバランスなので、辛いものや脂質の多い食事が好きでも野菜を普段から摂取してバランスを取りましょう。

胃は目に見えないので、口臭が発生する前から労ることが大切です。

他にも、胃に余計な負担を与えないために毎食よく噛んで食べるようにすると、無駄な刺激を胃に与えずに済みます。

禁煙をする

煙草は分かりやすい口臭の残り方ではないでしょうか。

ニコチンやタールなど、喫煙することで摂取する成分は口内に残りやすく、これが口臭の原因になります。

これを防ぐためには、やはり禁煙する他ありません。

すぐには臭いも取れないかもしれませんが、煙草によって引き起こされてきた体内の不調も回復することから今日を境に始めてみましょう。

また、口臭が改善するだけでなく、煙草に費やすはずだった費用も削減できるメリットがあります。

喫煙は口内環境と胃の調子、両方を崩してしまうことから、余計に臭いが目立ちやすくなるので注意しましょう。

過度な飲酒や食事は控える

アルコールの過度な摂取は、胃炎など胃の疾患の原因になりかねません。

過度な食事も同様で、暴飲暴食気味な方は一度その食生活にストップを掛けましょう。

胃炎が慢性化すると厄介ですし、そのまま症状が進行すると禁酒せざるを得なくなります。

全く飲まないようにするのではなく、徐々に現在飲んでいる本数を減らしていくと継続しやすいでしょう。

また、胃の不調だけでなくアルコールは唾液不足を招いたり、歯周病を進行させたりと口臭をきつくさせる効果も持っています。

特に飲みの席では、飲酒も食事も加速しやすく、余計に口臭が悪化しかねないことから自制しなければなりません。

ストレスを溜めないようにする

ストレスは万病の元といわれていますが、口臭に繋がる胃の不調の原因にもなりかねません。

現在のストレスの原因をスッパリ断ち切ることは難しいかもしれませんが、生活リズムを正すだけでもそれなりの効果が得られます。

睡眠不足によるストレスや、就寝前のスマートフォンなど生活を見直すことで改善できるストレスはたくさんあります。

ストレスを溜め込みすぎると胃潰瘍の原因になりかねないことから、体を守るためにもストレス対策を生活に取り入れましょう。

ストレスが口臭となって現れると、余計に気持ちが落ち込んでしまいかねません。

溜め込んだストレスは過食などさらなる口臭の原因に繋がりかねないことから、口臭対策とストレス対策は切っても切れない関係にあるのです。

胃や腸の疾患で起こる口臭に対しての4つの対策方法

生活習慣を改善するのはもちろん、ちょっとした対策を施すだけでも結果は違います。

医療の力を借りたり、隙間時間を使って口臭対策を行うなど、胃の不調によって起こりがちな口臭対策として効果的な方法を紹介します。

口臭サプリメントを摂取する

口臭サプリメントには様々な製品があり、元々良い香りの成分が配合されているサプリメントや腸内環境を整えてくれるサプリメントなど多種多様です。

特に注目するべきは腸内環境を整える口臭サプリメントで、体の内側から口臭対策を行えるためいずれサプリの力を借りなくても口臭に悩まされなくなります。

他にも消臭効果を持つサプリなども販売されているため、手に取って成分を確認してみましょう。

注意点としては、サプリメントは医薬品ではないため即効性は期待できません。

しばらく使い続けて徐々に体内環境が良化することを期待するのが口臭サプリメントなので、一度購入したら体調が悪化しない限り数ヶ月ほど使い続けましょう。

乳酸菌や酸素を摂取する

ダイエットで注目されがちな酵素ですが、乳酸菌と同様に腸内環境を整えることから口臭対策としても効果的です。

主に生野菜から摂取できますが、今は酵素を取り入れた製品がたくさん販売されており、そちらに手を出すのも悪くありません。

また、乳酸菌は腸内環境に良い成分というイメージが強いかもしれませんが、実は口内環境も整えるとされています。

口臭の主な原因である歯周病対策にも使えるため、乳酸菌と酵素は積極的に食事に取り入れましょう。

ピロリ菌の調査や治療を受ける

胃に生息するピロリ菌は、消化不良や胃がんの原因になりかねない厄介な細菌です。

このピロリ菌に感染しているか否かは、専用キットを使って自宅で検査する方法と病院で検査してもらう方法があります。

より高い精度を求めるなら病院での検査を、病院に通う時間がなかなか取れない方は専用キットを使用して調査するとよいでしょう。

病院で検査する場合、何かしらの異常があったらそのまま治療を受けられるメリットもあります。

胃がん対策も同時にできることから、原因不明の胃の不調に陥った方にもおすすめできる口臭対策です。

程度な運動をする

運動は直接口臭に関係ないのでは、と思われるかもしれませんが、胃の疾患を招くストレス対策として効果的です。

適度な運動は気持ちをリラックスさせ、数十分ジョギングやウォーキングをするだけでもストレスを軽減できます。

ストレスが溜まって胃潰瘍を招きかねない方は、日々の生活に運動を取り入れることでちょっとずつ体調を回復させていきましょう。

また、運動をすることで寝付きが良くなり、睡眠時間を確保しやすくなります。

確かな睡眠時間の確保はストレスを減らしてくれるので、この点でも運動の魅力が伝わるのではないでしょうか。

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