自臭症(自己臭恐怖症)とは?自分の臭いばかり気にしがちな自臭症になりやすい人の特徴5選

自己臭恐怖症について

実際には臭っていないのに、「自分の体臭(口臭)はくさい」と思い込んでしまう自臭症(自己臭恐怖症)という症状があります。

なぜそんな風に思ってしまうのか、自臭症(自己臭恐怖症)になる原因や具体的な症状、そして自臭症(自己臭恐怖症)になりやすい人の特徴をご紹介しましょう。

自臭症(自己臭恐怖症)とは?

自臭症(自己臭恐怖症)は本当はくさい臭いなんてしないのに、以下のように思ってしまう幻嗅の一つです。

  • あの人が口元を手で覆ったのは私の口臭がくさいからだ
  • 隣に座っていた人が急に席を移動したのは私の体臭に耐えられなかったからだ
  • 私の口臭や体臭のせいで周りの人は嫌な思いをしている

このように、自分からはとてつもない悪臭がする、だから皆から嫌われていると思い込んでは自分を責めます。

例え医師が「あなたからは何も臭いがしませんよ」と言っても、口臭チェッカーで異常なしだと判定が出ても信用できません。

自分はくさいと思い込んだ結果、嗅覚に幻覚が出てしまい社会生活を送ることが困難になる人もいます。

自臭症(自己臭恐怖症)になる原因とは?

自臭症(自己臭恐怖症)の原因は以下のようなものが挙げられます。

  • 過去に臭いを指摘されたことによるトラウマ
  • 几帳面、完璧主義などの性格が悪化した
  • 対人恐怖症や社交恐怖によるもの

例えば昔クラスメイトから臭いを理由にいじめられたことがあるなど、体臭や口臭に対して嫌な思いをしたことがある人の場合です。

臭いを指摘されたことがトラウマとなり、必要以上に自分の臭いを気にするようになってしまったのでしょう。

几帳面な性格や完璧主義な心理特徴も、度が過ぎれば自臭症(自己臭恐怖症)の原因となってしまいます。

「もっとちゃんと体臭、口臭ケアをしないといけない」と思うあまり、それがますます自臭症(自己臭恐怖症)を悪化させているのでしょう。

そして対人恐怖症とは神経症の一つで、自分の見た目や体臭、発言や行動が他人に不快感を与えているのではないかと思い込む症状です。

あがり症と呼ばれることもあり、極度の緊張から人と接することが怖いと思うせいで周りから距離を置こうとします。

社交恐怖(社交不安障害)も同様に、自分は周りから変に見られていないか不安になるあまり、人と関わることを避けようとする精神障害です。

こうした精神的なものが原因となって自臭症(自己臭恐怖症)は表に出てきてしまいます。
自臭症(自己臭恐怖症)は誰でもなる可能性のある症状なのです。

自臭症(自己臭恐怖症)の症状とは?

自臭症(自己臭恐怖症)の症状がある人は、このようなことを気にしたり、思い悩むことが多いでしょう。

  • あの人が鼻を手で覆った、鼻を触ったのは、私が臭かったから?
  • 舌打ち、咳払いされたのは私が臭いからだ
  • 顔をしかめた、背けたのは私の口臭のせい
  • 電車で私の隣に誰も座らない(座っていたのに別の席へ移った)のは私の体臭のせい
  • エレベーターで距離を空けられた、体臭がくさいからだ
  • 体臭、口臭を気にして1日に何度もお風呂に入る、歯を磨く
  • 1回着た服は汗をかいていなくても体臭が付着した気がして、洗わないと気が済まない
  • コインランドリーは汚い気がして(異臭がつく気がして)使用できない
  • 何度も同じ場所を洗う、消臭剤(デオドラント)を頻繁に使用する
  • 人が密集し臭いがこもりやすいエレベーターや電車、室内が苦手
  • 一定距離以上近寄ると自分の体臭や口臭が相手にバレると思い、近寄れない
  • 誰かに臭くないと言われても、機械で診断をしても信用できない

自臭症(自己臭恐怖症)の人は、とにかく人と関わることを避けようとします。それはくさいと思われたくない、嫌われたくないという気持ちがあるからです。

自臭症(自己臭恐怖症)の人はとても繊細な心の持ち主、自分の傷つきやすい心を守ろうとした結果、このような行動や思考になってしまうのでしょう。

自臭症(自己臭恐怖症)になりやすい人の特徴5選

様々な心理的特徴の中でも、とくに自臭症(自己臭恐怖症)になりやすいものがあります。
自分にあてはまっていないか確認してみましょう。

まじめな人

真面目な人は社会ルールやモラルを無視することができません。とにかく周りに迷惑をかけないように生きているのです。

でも融通が利かないところもあり、その頑固さが自臭症(自己臭恐怖症)の原因となることもあります。

ちゃんとしないといけない、周りに嫌がられないようにモラルを守らないといけないと思うことが足かせとなっているのです。

堅物、冗談が通じないと思われたことがある人は真面目すぎる一面に気をつけてください。

几帳面な人

几帳面な人は、他の人が「まぁいいか」と見過ごしたり、見逃してしまうような細かいことにすぐ気が付きます。

しかし几帳面すぎると自分の些細な部分にも神経質になってしまい、「どうしてもっとちゃんとできないんだろう」と落ち込むのです。

この神経質さに、臭いに関するトラウマが加わると「自分はくさいからしっかりケアしないといけない」なんて体臭や口臭に対して気にし過ぎるようになります。

潔癖症の人

潔癖症な人は自分のちょっとした失敗や欠点を許せませんし、見過ごすことができません。

そして必要以上に部屋を掃除したり、何度も体や髪を洗うなどしてしまいます。

「公衆トイレは不衛生だから自分の部屋のトイレか、綺麗に清掃されているとわかる百貨店のトイレしか使用できない」そう思う人には潔癖症の気があるでしょう。

完璧主義者

完璧主義者な人はとにかく理想が高く、そしてプライドも高い特徴があります。

理想の自分になりたい、だからちょっとでも体臭や口臭がすることに我慢できない、そうして気にし過ぎるあまり自臭症(自己臭恐怖症)になるのでしょう。

完璧主義な人は几帳面で真面目な人、潔癖症な人の特徴も併せもっている場合が多いです。

人からの評価を気にしやすい人

人と自分を比べてては自分に自信をなくし、「うまくいかないのは臭いのせいだ」と体臭や口臭のせいにする人もいます。

このタイプの人は周りからの評価をかなり気にしてしまう、自意識過剰な部分があるでしょう。

後悔癖がある、落ち込みやすい人は他人の評価を気にしては自己肯定感を損なう人になりやすいといえます。

現代社会では自臭症(自己臭恐怖症)が増えている!?

スメルハラスメントという言葉が流行っており、臭いによる嫌がらせを防止する清潔志向が自臭症(自己臭恐怖症)増加の原因だと考えられます。

また、仕事や人間関係によるストレスも精神面に悪影響を及ぼしているのでしょう。

自己臭恐怖症の病院での治療すべきなの?

自分の臭いが気になるせいで会社に行くのが怖い、外に出られないとまで悪化しているなら、治療をおすすめします。

専門医から客観的な意見をもらい、それにより自分の症状を自覚することで改善できるでしょう。

我慢をせず、精神的に辛いと思えば病院で治療することで良くなっていくのです。

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