毎日3回歯磨きをしているのに口臭が良くならない!原因と対策方法

毎日3回歯磨きをしているのに口臭がする 口臭対策

毎日3回歯磨きをしても口の臭いがとれない場合は、なぜ臭いがとれないのか考える必要があります。

歯磨きの方法に問題がある場合だけでなく、虫歯や歯周病などが隠れていることもあるため、様々な角度からチェックを行った方が良いのです。

歯磨きをしても口臭が良くならない原因とは?

歯磨きをしても口臭がよくならない思な原因は主に3つです。

  • ドライマウスが原因
  • 歯磨きの仕方が間違っている
  • 歯以外ににおいの原因がある

まずは、口臭の原因になりやすいドライマウスと歯磨きの仕方から見直すのが基本になります。

口腔乾燥(ドライマウス)が原因

口腔乾燥は唾液の分泌量が減ることでおきます。口の中の臭い成分は、唾液で潤されると外に広がりにくくなります。

しかし、口の中が乾燥した状態であれば口臭が外に漏れやすくなるだけでなく、口の中が傷つき、荒れやすくなるなど問題が生じます。

口腔乾燥こまめに水分を補給するほか、ガムや飴などで対策するのが基本になります。

ただし、病気が原因で口腔乾燥になることもあるため、場合によっては医師に見てもらった方が改善が早くなります。

歯磨きの仕方が間違っている

歯磨きの仕方が間違っている場合も口臭の原因になります。口臭の原因になるのは、歯垢や歯石で、雑菌が繁殖することで臭いがまします。

磨き残した部分がある場合は口臭に直結してしまうのです。まずは丁寧な歯磨きをすることを心がける必要があります。

歯磨きで取れるのは歯の表面の汚れだけ

歯磨きで取れるのは、歯の表面の汚れだけという点にも注意が必要です。

歯の隙間に入り込んだ歯垢などを落とすことはできないため、歯ブラシで磨くだけでは十分に歯磨きができていないことがあるのです。

歯垢の除去を心がける場合は歯間ブラシなどを利用して、隅々まで歯垢を落とすのが重要です。

歯磨きでは口内の口臭菌はとれない

歯磨きだけでは口内の口臭菌がとりきれない場合もあります。

口臭菌は歯の周りの歯垢だけでなく、舌に残った食べのこしなどをもとに繁殖することもあります。

舌は味を感じるための神経で凸凹があるため、口臭菌の栄養素が残りやすいのです。

歯磨きをした後はマウスウォッシュをして舌の臭い菌をとるなどの対策が必要になります。

歯磨きをする前に知っておきたい!歯磨きの事前知識4ヶ条

歯磨きは非常に重要ですが、歯磨きの仕方を誤るとかえって口臭がきつくなってしまうこともあります。

力任せに磨いて歯茎を傷つけることが歯周病の原因となることもあるため、磨き方にも気を配る必要があるのです。

念入りに歯を磨くのは寝る前の1回でOK!

虫歯や口臭を防ごうと念入りに歯を磨く人もいますが、念入りに歯を磨くのは寝る前の1回で問題がないのがポイントです。理由は唾液の分泌量です。

人間が眠る間は唾液の分泌量が少なくなり、口臭菌が繁殖しやすい状態になります。

唾液には殺菌作用も含まれているため、唾液の少ない時間ほど虫歯や口臭菌が増えやすくなるのです。

起きている間は虫歯や口臭菌ができにくいということでもあるため、念入りに磨くのは寝る前だけでも問題ないのです。

歯を磨きすぎて歯肉に負担をかけ、歯周病などの原因を作らないように気を配る必要があります。

歯磨きは一方通行!戻ったりしてはNG!

歯磨きをする際に歯ブラシを行ったりきたりさせる人は多いものの、実はNG行為になります。

歯ブラシを戻すことで短時間で磨いた感覚を生み出すことができますが、実際には磨く場所がほとんど変らないため、磨き残しができやすいのです。

歯の一本一本を磨く感覚にした方が無駄が出にくく、効率的な歯磨きができます。

磨くのは歯周ポケット・歯と歯の間だけでOK!

歯ブラシを使って磨く場合はどうしても歯の表面を磨くことを意識しがちです。しかし、実際は歯周ポケットと歯と歯の間を磨くことを意識すれば口臭は防げます。

歯の隙間などを磨いている間に、葉の表面も自然と磨けていることが多いからです。

歯の表面を意識し過ぎるよりも、普段はブラシが届きにくい範囲に気を配った方が虫歯も口臭も防ぎやすいのです。

仕上げにデンタルフロスを使いましょう!

デンタルフロスを使えば、歯ブラシが届かない歯垢や口臭菌のケアが可能になります。

虫歯予防にも使えるため、積極的にデンタルフロスを使う習慣をつくると、口臭が改善される可能性が高まります。

正しい歯磨きの仕方を知っている?順番を守るだけで口臭が良くなる!

歯磨きをする場合は、正しい歯磨きの手順を守ることも重要になります。

順番を間違ってしまうと、正しい歯磨きをしていても口臭の原因が入りこむ余地があるからです。

口臭を防ぐためには衛生に関する知識が必要なことにも理解が必要です。

歯ブラシは水で流しつつ指でついている細菌をこすって取る

歯ブラシの管理は大切な要素です。歯ブラシは使い終わったらしっかりと水気を取ることと、乾燥させることが重要になります。

水気が取れていなければ雑菌が繁殖し、歯磨きの際に口の中の環境を悪化させる原因となります。

歯を磨き終わった歯ブラシは水で流しつつ、指でブラシについている雑菌をこすり落とし、しっかり水を切ってから保管します。

歯ブラシ自体もしっかり洗う必要があります。

歯磨き粉の適量はチューブから5mm程度

歯磨き粉の適量はチューブから5mm程度になります。

余りに歯磨き粉が多い場合は歯ブラシがすべる原因になり、磨き残しができやすくなってしまうこともあります。

量が多ければ歯がキレイになるというわけではなく、あくまで適量を利用する必要があるのです。

少なすぎれば歯全体を磨き終えないうちに足りなくなる恐れもあります。

歯磨きは右から順に表が終わったら裏側を磨き最初に戻ってくる

歯磨きは右から順に表から磨いていくのがポイントになります。

これは右利きの人は右の歯の方が磨きにくく、後回しにしてしまうと集中力が切れて磨き残しができやすいためです。左利きの人は左から順にするのがおすすめです。

順番に歯を磨いて表が終わったら裏側を磨くことを意識し、一本一本丁寧に磨いていきます。

磨き終わったら最初に戻し、磨き残しなどがあるようであれば念入りに磨いていきます。

歯ブラシの角度は45度で歯周ポケットを磨く

歯周ポケットは歯の周囲に溝のように歯垢を溜め込んでいるのが特徴です。普通の歯磨きでは落としにくいため、歯ブラシにも角度をつける必要があります。

おすすめの角度は45度で、歯ブラシの先端部分を当てて念入りに落としていきます。

力を入れすぎると歯茎が傷つきやすくなるため、力任せにしないことと、歯ブラシの先が曲がってきたらすぐに買いかえることが重要になります。

うがいは15秒以上満遍なくゆすぐ

うがいをする場合は15秒以上、満遍なくゆすぐことを心がける必要があります。

時間が短すぎると落とした歯垢を浮き上がらせて口の外に出すことが難しく、口臭の原因となる可能性も出てくるからです。

正しい歯磨きをしていても口臭が良くならないのは他の原因かも

正しい歯磨きをしていても、口臭がなくならないケースもあります。

  • 虫歯や歯周病
  • 口内以外の病気

が口臭の原因となるケースもあるため、口臭が酷すぎる場合は病院でチェックしてもらうのも方法です。

虫歯・歯周病になっている可能性

虫歯や歯周病は口臭菌の発生源となりやすく、本人が気付かないうちに進行している可能性があります。

歯磨きで口臭が改善されない場合は一度診察してもらい、虫歯などがないかチェックしてもらうのがおすすめです。

胃腸疾患になっている可能性

胃腸は口と繋がっているため、消化の不良などが原因で口の中まで臭いがもどってきてしまうケースもあります。

痛みなどの自覚症状がない病気もあるため、内科や消化器科でチェックしてもらうのが基本になります。

耳鼻科疾患になっている可能性

鼻の奥に膿がたまってしまう蓄膿症などは、口臭の原因になりえます。

鼻づまりが酷いときや扁桃腺が腫れている時は耳鼻科で診察を受け、治療を検討する必要があります。

呼吸器系の病気になっている可能性

気管支炎や肺炎など、呼吸器系の疾患で口臭が酷くなるケースもあります。これは体の炎症に伴い、痰などが出やすくなるためです。

消化器系の病気になっている可能性

胃腸疾患とほぼ同様ですが、胃炎や胃潰瘍が原因で口臭が酷くなるケースがあります。

代謝系の病気になっている可能性

肝疾患や腎疾患、糖尿病などは合併症なども多く、口臭が強くなる原因となることがあります。

他の病気の兆候が無い場合はしっかりと病院で検査を受け、原因をしっかりとチェックした方が良いのです。

また、実際に病気の治療中であれば口臭が強くなりやすいことを前提に対策をする必要があります。

歯磨き以外でできる口臭予防対策

歯磨き以外でできる口臭予防対策は多く、虫歯予防にも役立つものもあります。積極的に生活に取り入れることがメリットをもたらしてくれるものも多いのです。

無理の無い範囲でとり入れ、改善を目指す方法もあります。

定期的に水分を取る

口臭菌の増殖を防ぐためには、定期的に水分を取ってドライマウスを防ぐのも方法です。健康上にプラスになることも多いためおすすめです。

バランスの取れた食生活を心がける

飲酒量が多い場合や、肉に偏った食事をしていると、口臭が酷くなりやすくなります。

肉だけでなく、野菜やごはんやパンなど、バランスが取れた食生活を心がけることが口臭予防になります。

キシリトール入りのガムを噛む

キシリトールには歯の再石灰化をうながす成分が含まれているため、虫歯予防に役立つといわれています。

また、ガムを噛むことにより唾液の分泌が促されるため、口臭予防に役立つのです。

ストレスを溜めない生活を送る

ストレスが溜まると免疫力や代謝の低下など、様々な面で悪影響を及ぼします。ストレスがドライマウスを悪化させる可能性もあるため注意です。

定期的に歯医者に通い歯石を取ってもらう

歯磨きを丁寧にしていても、人によってどうしてもクセができます。定期的に歯医者に通って歯石を取ってもらうことや、虫歯が無いかチェックすることも大切になります。

耳鼻咽喉科など病院に行き検査してもらう

口臭が酷い場合や、体調に不良を感じる場合は耳鼻咽喉科など病院でチェックしてもらうのが重要です。

歯磨きだけにこだわって病気を悪化させないように気を配る必要があるのです。

口臭サプリを飲む

口臭サプリを飲んで、栄養面から口臭を改善していく方法もあります。

腸内環境から口臭改善を目指すサプリなどもあるため、予防を含めて利用してみるのもおすすめです。

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