にんにくを食べた後の口臭が気になる|口からニンニク臭を消すことができる10個の方法

にんにく 口臭 口臭の原因

にんにくは料理のアクセントにもなって、ごはんがぐっとおいしくなりますが、何といってもこの食べた後の臭いが気になりますよね。

もちろん、自分自身でもこの臭いを感じますし、同じ空間にいる他人にもにんにくの臭いはかなり強烈なものとなっています。

ですが、やはりにんにくはおいしいので食べてしまう、そんな方にぴったりなにんにくを食べた後の口臭を消せる10個の方法をここではご紹介したいと思います。

にんにくやネギを食べたことで起こる口臭の原因

そもそも、なぜにんにくやネギを食べた時には口の中がくさくなってしまうのでしょうか。その原因を探ってみましょう。

にんにくにはアリインという成分が含まれています。しかし、このアリイン自体は全く臭いを放つことはない無臭の成分なのです。

しかし、皆さんも聞いたことがありませんか。にんにくは細かくカットすればするほど臭くなるという話をです。

ですので、にんにくを丸ごと焼いたものを食べてもそこまで口臭は気にならないのですが、こうやってにんにくをカットしたりして傷つけることでアリシンと呼ばれる成分に変化するのです。

このアリシンがにんにくを食べると強烈なもの臭いを放つ原因となっています。

ちなみに、ネギなど、他のネギ科の植物にもアリシンは含まれていて、ネギも丸ごと食べるよりも刻んで食べる回数のが圧倒的に多いです。

そのため、ネギを食べた後というのも強烈な口臭を放ってしまうというわけです。

そして、これだけでなく、にんにくを食べてると、アリインがかみ砕かれさらにアリシンが臭いを発生し、同時にアリルメルカプタンを作り出します。

ここでにんにく臭さがさらに出てきて、食後には口の中に残ったにんにくが口臭の元であるメチルメルカプタンや硫黄水素を増やすので、それが息として出て講習となります。

にんにくを食べた後の口臭は何時間後くらいに消えるの?

にんにくを食べた後、大体1~2時間が一番臭いがきつくなる時間帯です。ですので、この臭さは3時間以降すれば大体落ち着いてきます。

しかし、にんにくを食べたら翌日まで口臭が大変なことになっていますよね。

体の中で発生したアリルメルカプタンが小腸にたどり着くころ、アリルメチルスルフィドというものに変化し、いわゆるにんにく臭さがマックスの状態になります。

結局、このにんにく臭さが完璧になくなるのは、大体16~48時間ごとされています。

にんにくやネギによる口臭を消す方法10選

にんにく臭さはかなりの時間体に残ることはわかったけれども、やはりにんにくはおいしいから食べ続けたいと思うのは当然です。

では、このにんにく臭さやネギ臭さをなくすための口臭対策を10個、ここではご紹介したいと思いますので、ぜひ頭に入れておいてくださいね。

【食事中】にんにく料理と一緒に食物繊維の多い食べ物を摂取する

食物繊維や酵素を摂取することで腸内環境が整います。こうすることで、腸内から出てくる悪臭が改善されやすくなるので生野菜と一緒ににんにくを食べましょう。

例えば、焼き肉なら韓国スタイルでサンチュなどの野菜ににんにくを包んで食べるなどするとよいですよ。

【食事中】にんにく料理と一緒に牛乳や緑茶を摂取する

食事中のにんにくの消臭方法としてよくあげられるのが、牛乳や緑茶を摂取するということです。

どちらも消臭効果があるためですが、食前に飲むことで胃に幕を張り、臭いの素をそこに吸収することができるのでおすすめです。

【食後】りんごやパセリを摂取する

リンゴに含まれているりんご酸は、にんにくの臭いの原因となるアリシンを分解して放出する効果があり、パセリは食物繊維でもありますし、消臭効果のある野菜なので、にんにく臭さを消すのに効果的です。

【食後】チョコレートを摂取する

食後に食べたものの臭いを消してくれる効果があるとされている食べ物がチョコレートです。というのも、チョコレートはポリフェノールが含まれています(だからこそカカオの配合量が多ければ多いものは、美容にも効果的だといわれていますよね)。

このポリフェノールは消臭作用があるためにんにく臭さも消してくれる働きがあります。

【食後】ウーロン茶を摂取する

ウーロン茶にも緑茶同様カテキンが含まれており、これが消臭効果のある成分なのです。

ですので、これをにんにくを食べた後に飲めば消臭してくれるというわけです。

【食後】しっかり歯磨き・うがいをする

にんにくを食べた後、口の中に残ったにんにくからどんどん臭いが放垂れるというのは先述した通りです。

ですので、そういった臭いの素を取り除くためにも、口の中の臭いを消すためにもしっかりと歯磨き(歯間ブラシなども使う)やうがいをしましょう。

【食後】ミンティアなどの口臭清涼剤を摂取する

これは皆さんもよくやるのではないでしょうか。消臭効果のあるミンティアやフリスクなどの口臭清涼剤を摂取することです。

臭いを根源から撃退しているわけではありませんが、気になる臭いを隠してくれる効果があります。

【毎日】定期的に運動をして汗を流す

汗で臭いを出すために、運動をしましょう。

いきなり無理な運動をしてしまうと、体に負担がかかり、口臭を消すどころではなくなるので、できることから初めて、運動を定期的にするようにしましょう。

そうすることで、常に代謝しやすくなる体になるので、汗をかきやすくなり、臭いの元も消すことができます。

【毎日】お風呂にゆっくり浸かって汗を流す

臭いはデトックスしてあげれば体の中から消えていくものです。ですので、湯舟にいつもより少し長めに入って、汗で臭いを出してしまいましょう。

【毎日】こまめに水を飲む

にんにくやネギを食べた後は水分が失われやすくなりますよね。そのためにも水分は必要なのですが、高周波ドライマウスになった際にさらに強くなります。

それは、口内細菌が増えるからです。ですので、こまめに水分をとりましょう。ただし、味が付いたものではなく、無臭の水にすることがポイントです。

にんにく料理をするなら【黒にんにく】がオススメ!

にんにく料理はすべて臭うものだと思っていませんか。

そして、「どうせにんにくを食べた後はみんな臭うって知っているのだから気を使わなくてよいだろう」と思っていませんか。

ですが、やはり、他人にとってはにんにくの臭いがずっとそばで感じられたらいやなものです。

そこでおすすめなのが、黒にんにくを使って料理をするということなのです。

その理由は、黒にんにくにも、通常のにんにくと同じようにアリシンが含まれていますが、黒にんにくを長いこと熟成させることでSアリルシステインという物質に変化するのです。

これに変化することで、にんにく臭さを放たなくなるというわけです。ですので、黒にんにくといっても、とにかく熟成させたものを購入することがポイントとなります。

にんにく料理を食べた後のコーヒーはNG

どうしてもにんにくを食べた後は消臭に必死になってしまいます。そして、にんにくよりも強いにおいを放つものを体内にいればよいと思ってしまいますよね。

しかし、それは基本的にNGといえます。

特に、口臭の原因ともなるアルコールやカフェインを含む飲み物というのは、消臭には向かないですし、口臭を抑えるどころか、口臭をアップさせてしまいます。

ですので、にんにく料理を食べた後にコーヒーを飲むのはやめましょう。

同じように、カフェインが多く含まれる抹茶やお茶類も消臭効果はあるのですが、できればカフェインの含まれていないものを飲むことをおすすめします。

毎日の口臭ケアに気を使おう!

にんにく料理を食べたらどうしても臭ってしまうのは仕方ないかもしれませんが、これも対策をたてれば防げるものです。

上記で紹介したように黒にんにくを使うとか、人と会う前にはにんにく料理は避けるなども1つのケア方法です。

にんにく料理を食べてもそこまで臭わないようにするためには、日頃から歯磨きをする際にも食べかすを残さないようなしっかりとした歯磨きをするということ、さらに、口臭予防サプリを飲んだり、臭いを放つ食べ物の食べ方に気をつけるなど、日頃から口臭に気をつけていきましょう。

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