ストレスが溜まりやすい時代となりましたが、実はストレスが溜まると口臭の原因となってしまいます。
なぜストレスと口臭が関係あるのかと頭の中がハテナマークで一杯になっている方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、ストレスが溜まると口臭が強くなるメカニズムや、自分でも出来る改善方法を詳しく伝えていきます。
ストレスと口臭の関係性は?
では早速本題に入っていきましょう。
ストレスと口臭が一体どんな関係があるのかを疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はストレスと口臭は密接な関係があるのです。その理由をまとめました。
自律神経の乱れ(自律神経失調症)が口臭の原因になる
自律神経失調症などのように自律神経が乱れている方は口臭が発生しやすくなります。
自律神経には交感神経と副交感神経という2つの神経があるのですが、相反する神経の特性を持つことからバランスが非常に大切になってきます。
交感神経は体が活発に活動している時や強いストレスや緊張を感じている時に働く神経です。
活発に活動する日中は交感神経が優位の状態にあります。
一方、副交感神経はというと睡眠時や休んでいる時のようなリラックスしている時に優位になります。
この2つの自律神経のバランスが整っていることで、精神的にも安定し健康的な状態といえるのです。
しかしストレスを長時間感じていると、交感神経が優位の状態が続いてしまい口が渇き口臭に繋がるのです。
自律神経と唾液の関係性は?
特に不規則な生活や睡眠不足でも自律神経は乱れますが、ストレスによっても自律神経のバランスが崩れ唾液の分泌が少なくなります。
自律神経が唾液の分泌をコントロールしていますから、当然ながら自律神経のバランスが崩れると正常に唾液が分泌されなくなってきてしまいます。
口の中の唾液の量は自律神経のバロメーターともいえますから、こうして唾液の分泌が減れば口の中が常に渇いた状態である「ドライマウス」になったり、ネバネバした唾液により口臭となるわけです。
ストレスを減らし自律神経を整えて唾液を増やすには?
上記の内容から 自律神経と唾液の関係をよくご理解いただけたと思います。
一番の解決策はストレスを減らして自律神経を整えていくということにありますが、具体的にどのような方法が良いのでしょうか。そちらをご紹介していきます。
毎日の食生活を改善する
食生活の乱れをまず正す努力もしましょう。暴飲暴食や不規則な時間の食事が当たり前になっていませんか?
通常は食事の時間はリラックス状態にあり副交感神経が優位になっていますから、唾液の分泌量が増えてくるはずなのです。
しかし不規則な食生活により副交感神経のリズムも乱れ始めると、食事をしていても唾液の分泌が少なくなります。
食事をする際には以下のことに注意しましょう。
まずは決まった時間に1日3食食べること。そして、しっかりと噛んで食事を楽しむことを心がけましょう。
湯船にゆっくりとつかる
湯船にゆっくりと浸かると、リラックスしますよね。入浴も副交感神経の機能を高める有効な方法です。
気持ち良い状態になれば、自然とリラックスするものです。40℃ほどの湯に、ゆったり浸かるのがポイントです。
湯が熱すぎるとリラックス状態になる前に、のぼせてしまいますからね…。
オシャレに決め込んで、キャンドルを燈しながら入浴するのも良いでしょうし、アロマオイルを使用するのも効果的です。
嫌なことを考えず、ゆったり浸かりましょう。そうすれば、スムーズに副交感神経へと切り替わるでしょう。
規則正しい生活を心がける
人間は基本的に朝起きて夜寝る動物です。
そのリズムが大きく狂いだすと、自律神経も乱れ始め夜になってもスムーズに眠れなかったり、昼間の時間帯に眠くなったりというような状態になってきます。
たまには友達と息抜きするのも良いですが、あまり夜更かしせずに出来るだけ毎日同じような時間帯に寝て同じようなリズムで生活するようにしましょう。
適度に運動をする習慣を身に着ける
適度な運動をすることは血液循環が良くなります。
それだけでなく、運動で心も体もリフレッシュすると副交感神経の機能が高まります。無理のない有酸素運動は特に効果的です。
無理せずに短時間でも一定時間毎日続けることにより脳から「幸せホルモン」が分泌されてリラックス状態になります。
コツとしては「楽しいと思える範囲で無理なく」です。
辛いと感じる過酷な運動は体に負担がかかるだけでなく、何より苦痛で続きませんよね。
「幸せホルモン」は運動を始めてから約40分後に分泌されるといわれていますから、休日などは時間をかけてゆっくり運動をしてみるのも非常に良いです。
室温を一定に保つ(冷房や暖房に頼るのをを控える)
実は自律神経は唾液の分泌だけではなく血圧や心拍数、発汗さえもコントロールしています。
急激な寒暖を察知した体は突如、自律神経のコントロールが効かなくなってしまうことがわかっています。
このことから自律神経を上手にコントロールするには、日常生活の室温も深く関わってくることが分かりますから温度設定には注意しましょう。
タバコ、お酒を控える
タバコを吸う人は大半、口を揃えてこう言います。「たばこを吸うと落ち着くから」とか「集中できる」と。
しかしこれは全くの嘘で依存しているだけです。
むしろ落ち着くどころか、依存が強まることで吸えないことへのストレスが知らず知らずのうちに溜まって自律神経の乱れにも関わってくるのです。
お酒も同じで依存性が高く、飲めない間同じようにストレスがかかります。一番良いのはタバコや酒は控えることです。
コーヒーなどのカフェインを取りすぎない
実は休憩時間にリラックスしながら飲んでいるコーヒーや紅茶に含まれている「カフェイン」は自律神経に活発に働きかけます。
その結果、唾液の分泌を抑制していることがわかっています。唾液の分泌が減ることは口臭の原因になりますので、過度の摂取は控えましょう。
ガムや酸っぱいものなど唾液がでるものを食べる
よく噛むことは食べ物を味わうためだけでなく、視覚、嗅覚、触覚などの五感も刺激します。
多忙な勤め人の食事時間は非常に短いことがわかっていますし、コンビニの軽食は非常に美味しいですが噛まなくても良いような柔らかい食べ物も多く丸のみ状態の方も多いでしょう。
しかし、よく噛んで食べるようにすれば、唾液が沢山分泌されて口臭予防にも繋がりますので噛むことを心がけましょう。
口臭サプリを利用する
最近は非常に便利な時代となり、口臭対策のサプリも多く出回っています。
種類やメーカーも様々ですが、口コミや商品の成分を良く調べて自分に合っているものを選ぶのがポイントです。
口臭予防に効果的な成分が配合されていますので、飲み続けることで効果は期待できるでしょう。
ストレスを減らし規則正しい生活を心がける事が口臭を防ぐ最良の方法
いかがでしたでしょうか。ストレスと口臭が無縁だと思っていた方も意外なことも知って頂けたはずです。
やはり口臭を防ぐ一番の方法は、ストレスを減らして規則正しい生活をするということもお分かりいただけたかと思います。
ストレス解消をする時間が無い方や、ストレスを溜め込むなと言われてもなかなか難しい性格の方もいらっしゃるでしょう。
しかし可能な範囲で構いませんから、ストレスを解消し極力体をリラックス状態に持っていけるよう心がけてみましょう。
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